第10話「裁かるるミルズ」のストーリーを徹底再現!:「ハーパーズ・アイランド」徹底解説サイト

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第10話「裁かるるミルズ」のストーリーを徹底再現!

※ネタバレ前提の内容です。ご注意ください!


ワシントン州警察の飛行機が島へ向かっていた。飛行機には2人の警官。若く正義感に燃える女性警官コールターと、ベテランの男性警官リージェンスだ。リージェンスは今回の容疑者JDの手口が、スペードヘッドという鯨の頭を落とす刃物であったことから、7年前のウェイクフィールド事件について話している。

島に到着し、港に着水した飛行機。コールターは岸に保安官が立っているのを遠目で確認し、無線でこれから容疑者の受け取りを行う連絡を本部に入れる。二人の警官が飛行機から出てくるのを待ち、保安官は銃を抜き、2人をあっと言う間に射殺してしまう。転落して海に落ちる2人の警官。


ホテルでシェイがマディソンから事情を聞くと、保安官はアビーのためのゲームで、アビーが頑張ってマディソンを見つけると、ご褒美にマディソンのパパが帰ってくると言ったそうだ。

シェーンからキャサリンがいつの間にか殺されていたことを知らされ、驚く一同。マディソンが帰ってきた今、島に残る理由は何もないので、ジミーの船で島を離れようと提案するヘンリー。ジミーとシェーンは船にガソリンの補給をしに、一足先に港へ。アビーとヘンリーは、カルとクロエ、そして保安官のいる診療所へ。それ以外は徒歩で港へと出発する。

診療所についたアビーとヘンリーだが、そこに居たカルとクロエから、寝ている間に保安官がいなくなったことを聞く。歩ける状態だったかアビーがカルに聞くが、何ともいえない状態だったと言う。ただ、朦朧とした状態で外に出ているかもしれないという。


サリーやトリッシュたち一行は、銃を携帯しつつ港を目指していた。そこへ診療所から戻ってきたヘンリーとアビーたち。診療所から保安官の姿が消えたことを皆に伝える。

アビーは父親を探すと言う。父が犯人なら理由を知りたいというのだ。父は家に帰っているかもしれないので言ってみるという。ヘンリーはアビー1人では危険なので行かせられない、一緒に行くと言う。トリッシュは耳を疑う。ヘンリーを止めるが聞かないので、自分もアビーと同行することにする。


保安官の自宅に着くアビーとヘンリー、そしてトリッシュ。アビーは屋根裏部屋で父親の無実を証明する何かを探すが、逆にホテルの地下道の見取り図など、犯人の裏づけ証拠が出てしまう。呆然とするアビーに、もう港へ行こうと促すヘンリー。


港についたジミーとシェーンは、州警察の飛行機を見て、JDの身柄引き受けが行われるはずだったが、JDは既に死んでいるので一足遅かったな、などと話しながら船に乗り込み、ガソリンを入れる準備を始める。

ガソリンポンプの電源が入っていなかったので、電源を入れに船を離れるシェーンは、発電機の近くに酸素ボンベが置いてあることに気付き、邪魔なのでそれをどかす。そしてその時、水面に浮いている州警察の警官2人の死体を発見した。シェーンは大声でジミーにそれを告げるが、ジミーはとりあえずガソリンポンプの電源を入れろという。シェーンがスイッチを押すと、機械がショートしたように火花が走る。危険を感じたシェーンはジミーに、逃げろと叫ぶが、それと同時に船は爆発してしまう。

ちょうどアビーたちもサリーたちも港へ到着した時の爆発だった。アビーは取り乱すが、今度はどこからともなく銃撃が始まる。一行は身を低くしてその場を逃げ出す。狙撃者は保安官の制服を着ていた。ヘンリーは脚に軽い傷を負うが、動くことには支障はなかった。皆は命からがらといった体でバーにたどり着く。


アビーは、何か危険に気付いてたのにジミーを見殺しにしたとシェーンを責める。違うと反論するシェーン。ダニーが州警察が来て解決してくれる、というが、シェーンは皆に州警察は死んでいたことを話す。呆然とする一同。サリーが保安官がやったんだ、と叫ぶ。アビーは脚に大怪我をしてるのに出来るはずがないと反論。カルにも同意を求める。カルは頷いて酸素ボンベごと移動しているような状態だ、というと、シェーンは酸素ボンベが発電機の近くに置いてあった事を皆に告げる。

ヘンリーはまだ確定的じゃない、と庇うが皆はそうは思っていないようだ。アビー自身も沈黙してしまう。

ウェイクフィールドも7年前に港を爆破したが、今回は船まで全部やられたと話すマギーとシェーン。その時クロエが、カルのレンタルした船が島の反対側に停泊中であることを思い出す。カルも船までたどりつければ皆乗れると言う。問題は駐車場が狙われているかも、という事とまだ船が無事か、という事だ。全員で行くのは危険なので、誰かが先行して行き、船が無事なら何とか合図をする手で行くことになる。

カルが先行メンバーに名乗りを上げる。ヘンリーも行くと言うが、トリッシュが脚の怪我を理由に反対する。シェーンが船に詳しいのでどうか、と皆が言うがシェーンは死にに行くのはゴメンだ、と辞退する。

その時、バーのドアを開けようとする何者かが来た。皆は銃を一斉にドアに向けるが、それはバーの店員のニッキだった。

ニッキがいうには、港で爆発があったのを見た。島中停電しているそうだ。店には発電機があるので来た、と。

ニッキが無事にここに来たというとこは、もう狙撃者はいないのか?とダニーが言うが、サリーは有り得ない、と言う。マギーは狙われているのは島民じゃなく、あなたたちなのよ。と言い出す。シェーンはジミーもやられたぞ、と言う。


ニッキはアビーにジミーはどうなったのか、と聞く。アビーはジミーが乗った船が爆発したことを話す。そして自分のせいだと言う。慰めるニッキに、アビーは犯人はパパなのと言う。自分は信じたくないけど、というアビーにニッキは7年前の事件後から、保安官は人が変わってしまったの、と言う。


その他のメンバーは、船にたどりついた後、どういう合図を送るかを検討していた。汽笛を鳴らすと、犯人にも行動が筒抜けになってしまう恐れがあるが、無線のない現状ではそれしかない、という結論になり、あとはカルと行くもう一人のメンバーの選定である。サリーは仕方がなく自分が行くと名乗りを上げる。マギーは、突然自分は島民で関係ないので帰ると言い出し、外に出て行ってしまう。


アビーはマディソンに、さらった人は怪我をしていたかどうか確認する。マディソンは、暗くてよく見えなかったけど、ちゃんと歩いていたと思うと言う。そこへシェイが、娘に近寄らないで、とアビーに凄い剣幕で怒鳴りつける。マディソンは天井を見上げ、誰かが屋根の上にいる、とつぶやく。一行は一斉に上を見上げる。確かに物音がする。銃を構えるが、ガソリンを撒かれていたら危ない、とダニーが言う。その時窓の外にマギーが首を括られて吊るされる。


一行は、酒と洗剤を使って火炎瓶を作り、夜を待って行動に移すことにする。

クロエはカルに、船を取りに行かないで欲しい、と言う。カルはクロエに指輪を渡し、帰ってきたら君に大事な話があると言う。


暗くなり、行動を始める。まず火炎瓶で手近な車を炎上させる。何も反応がないのを見て、カルとサリーが飛び出す。途端に銃撃が始まり、カルは脇を撃たれる。サリーはカルを車に押し込み、何とか出発に成功する。しばらく走り、サリーは車を止めてカルに病院に行こうというが、カルは自分は医者なので自分の傷は分かる、先に進めと言う。

カルの状態が悪くなる一方なので、やはりカルを診療所に運び込むサリー。カルは弾を摘出してくれと頼むが、サリーは医者を探して連れてくるという。カルは連れてきた頃には自分は死んでいる、と言い、弾丸摘出のやり方をサリーに教える。


バーで待つ一同。バーの外にこちらに走ってくる車のライトが見える。ボンネットに人が乗せられているようだ。車は停車して、ボンネットに倒れていた人物は反動で地面に落ちる。車は反転して走り去った。置かれていった人物はジミーのようだった。慌ててジミーのところへ飛び出すアビーたち一行。ジミーは意識はないが生きていた。とりあえずバーに運び込む。あの爆発でどうして生きているのか不思議がるメンバー。シェーンは自分が叫んだので、爆発と同時に飛び降りたのかも、という。どちらにせよ、ジミーを運んできたのは保安官の車だった。自分達を怖がらせて楽しんでるんだ、とシェーン。ジミーは手にホテルの部屋の鍵を握らされていた。209号室。アビーの部屋だった。これはアビーを呼んでいるのではないか、というトリッシュ。ジミーを殺さなかったのはアビーがジミーを好きだったからじゃないか、これは歩み寄りでは?というトリッシュ。


アビーは自分ひとりで行ってくると言う。ヘンリーは1人はダメだと言い張るが、周囲も本人も一人で行くべきという意見ばかりで、結局アビーは銃を持ってバーを出て行く。


ホテルに着いて209号室に入るアビー。ミルズ保安官が立っていた。ミルズはジミーは無事か?と聞く。アビーは知ってるでしょ、と答える。ミルズはウェイクフィールドと取引をしたというのだ。ジミーを殺さないようにと。アビーは、彼はパパが殺した、と信じない。ミルズは確かに7年前ウェイクフィールドは撃ったが、その後遺体が見つからなかったというのだ。そして違う遺体を身代わりに埋葬したと。信じられないと言いながら近づくアビーに、近づくなと怒鳴って止めさせるミルズ。


その頃、バーではマディソンがトリッシュに、自分は嘘を言っていたといい始める。自分を連れ去ったのは保安官ではなく別の人だったと。そして彼がこういう嘘をつけ、それがルールだって言ったというのだ。そして、そういわないとパパだけじゃなくママもいなくなると。


ミルズはアビーにもう行けという。これは罠だと。お前には見せたくない、ヤツの思う壺だと。しかしアビーは父親が嘘を言っていると言い張る。パパはウェイクフィールドにとり憑かれているのだと。そしてアビーは、私はウェイクフィールドの子なの?と叫ぶ。ミルズは違う、お前は私の子だと強く断言する。それを忘れるんじゃないとミルズは言う。アビーは机の上に無線機が置いてあり、ここでの会話を拾っていることに気付く。そしてジミーの身代わりに父がなっているのだと。ミルズは後ろ手で縛られていたのだ。アビーはやっとウェイクフィールドが生きていることに納得する。父親が嘘をついていないと信じられたのだ。ミルズは、これはヤツの仕掛けたゲームだ。愛する者たちを1人ずつ殺していくと。私はヤツを止められなかったが、お前ならできる。ヤツを倒せ。お前を心から愛している。と言った次の瞬間、外で車のエンジンがうなり、ロープでつながれていたミルズは、急発進した車に引かれて窓を突き破り、外へと投げ出される。アビーが外へ出てみると、車は止まっていた。そして車に結ばれたロープは、ホテルの建物の上部を経由し、ミルズは首を吊る形で死んでいた。呆然としているアビーの後ろから、ウェイクフィールドが現れ、アビーから銃を取り上げた。そして彼は言った。母親にそっくりだな、と。


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