第7話「私をキャンプに連れてって」のストーリーを徹底再現!:「ハーパーズ・アイランド」徹底解説サイト

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第7話「私をキャンプに連れてって」のストーリーを徹底再現!

※ネタバレ前提の内容です。ご注意ください!


翌朝、ホテルは島から出ようとする人で騒然としていた。JDやリチャードが犯人として噂されている。宿泊客は、犯人が分かるのであれば保安官による荷物検査を受けても構わないという意見だ。マルコムは部屋に大金の入ったバッグを隠していたので、荷造りをしてくると称して部屋に戻る。

バッグからリュックに金を移していると、ドアがノックされたため、マルコムは窓から下の茂みにバッグを落とす。ドアを開けると、保安官ではなく、ベスが昨日元気付けられたお礼に来ただけだった。


トリッシュは放心状態でソファで横になっている。ヘンリーはトリッシュに今後のことを相談する。夕方にシアトル行きのフェリーが来るそうだ。トーマスの遺体はまだ返してもらえないらしい。ヘンリーが何を言ってもトリッシュは、そうね、と答えるばかりである。


ジミーがアビーのところに来た。お別れを言いに来たのだという。式が取りやめになったので、またアビーが黙って消えるかも、と考えたからだ。アビーは、学生時代にジミーと付き合っていた頃を思い出す。その当時はキャンプに行って、男女の関係になるような事がよくあったようで、その日の夜にキャンプに行かないかとアビーもジミーに誘われていた。


保安官がJDのホテルの部屋を捜査していた。ヘンリーが来て立ち会った。爆竹が見つかり、教会のアライグマがJDだと知っていたな、と保安官に言われるヘンリー。ヘンリーは弟を庇ったという。他にもJDの服用していたと思われる薬があった。また携帯電話が置いていて、それはマーティー叔父さんの物だった。保安官はマーティー殺しはJDの犯行であるという見方を強める。


アビーがぼんやりしていると、遠くでヘンリーとトリッシュがやり取りしているのが見えた。どうもヘンリーがトリッシュに拒絶されているようだ。ヘンリーがアビーに気付き、近づいてくる。JDが犯人である可能性がある事をトリッシュに話したところ、トリッシュから無言で責められたように感じたという。

アビーはトリッシュを慰めに行く。トリッシュは父親を殺したならJDを殺して欲しいという。アビーも母親を殺された時、犯人を殺して欲しいと思ったと言う。そして、母親のことを思い出す。アビーはトリッシュに父親の遺体に伝えたいことを話しておくべきだとアドバイスする。アビーも母親の遺体にそうしたからだ。

トリッシュとアビーは診療所に行き、医者から遺体との対面の許可を得た。


アビーが学生時代の話、アビーとジミーは彼女の父親・ミルズには内緒でキャンプに出かける。もっとも母親には女の子同士のキャンプと言って出てきたがお見通しだったようだ。そしてジミーと2人で森に分け入って行っている最中に、港の方で爆発があったのが見える。

2人が港に駆け付けるとヘンリーが怪我人の介抱をしていた。ミルズ保安官が皆を退避させている。怪我をしている人物は、保安官の制服を着て、顔の半分に火傷を負っていた。ミルズはアビーに帰って母さんと居ろと言い、ジミーにも自分の家へ帰れと言った。

アビーが家につくと、室内には争った痕跡があり、母親が居なかった。そこへ父ミルズから電話があったので、母が居ないというと、お前は家の戸締りをして家に居ろ、母さんは私が探す、というミルズ。言われるままに窓とドアに施錠をしている時に、母親の悲鳴が聞こえる。アビーが悲鳴のした方へ行くと、ウェイクフィールドが島の男を殺害するところだった。アビーは思わず声を漏らしてしまい、ウェイクフィールドに見つかる。そこへジミーの車が通りかかり、ウェイクフィールドの気を引いてくれたので、その隙に逃げ出すことに成功した。

母を発見したのはアビーとミルズだった。母は首を縛られて、大きな木に吊るされていた。

その後、アビーはミルズに島から出るように言われた。アビーが理由を聞いても答えない。ミルズは酒に逃げるようになっていた。アビーはパパがママをもっと大事にしていたら守れたはずだと責める。ミルズは思わず、母さんに非があったから殺されたとは思わないのか、と言ってしまい、アビーを傷つけてしまった。


トリッシュが遺体との対話を終わらせた後、アビーはトリッシュを医者に任せ、自分は自宅へと行く。家に入ろうとした時に、後ろから声をかけられて振り返ると、顔の半分が火傷を負った男が立っていた。アビーは驚くが、かつて港の爆発の時に見た怪我人だと気付き、パパの部下をしていた人ね、と話す。男はコール・ハーキンと名乗り、元保安官補だったという。あの時ウェイクフィールドは自分を使って爆発を起こさせたというのだ。そして保安官は間違えている、JDはシロだ、と言った。アビーが何故わかるの、と聞くと、君の父親は嘘つきだ、信用してはいけないという。アビーが反論すると、ウェイクフィールドが事件を起こしたとき、ヤツは保安官への復讐でここに来たのだと言う。アビーは衝撃を受ける。


保安官がJD捜索用の犬を2匹取り寄せた。これからJD捜索に出るという保安官に、ヘンリーが同行をさせて欲しいと申し出る。ヘンリーは弟に対して責任を感じていると言う。両親が死んだ後、JDが変なタトゥーを入れ始めたりと、どんどん壊れて行くのが分かったのに、自分は大学に戻り、マーティー叔父さんに任せっきりにしたと。叔父さんはいい人だったが父親代わりになるようなタイプではなかったのだ。保安官はJDより酷い環境で暮らしてもまともに生活している人は多いので、弟のことで自分を責めるなと言う。

JDはマーティーとヘンリーを責めていたという。両親の死も君たちのせいだと?と保安官が尋ねると、責めているのはその後のことです、というヘンリー。JDは両親の死後、自殺未遂を起こした。高校の同級生の女の子と心中しようとしたそうだ。そして大学から帰ってきたヘンリーが2人に気付いたが、助かったのはJDだけだった。ヘンリーとマーティー叔父さんは、JDに心理療法を受けさせようと病院へ入れたのだという。そしてJDはそのことを恨んでいるというのだ。

その時、犬を連れていた捜索隊がJDを見つけたと叫ぶ。走り出すヘンリー。波止場でヘンリーはJDに追いつき取り押さえる。JDは、俺を捕まえても誰かが殺されるぞ、と言う。

ヘンリーと保安官がホテルに戻ってくる。ちょうどそこへアビーも来た。ミルズにハーキンの話を確かめるアビー。なぜパパはウェイクフィールドに恨まれていたのか、と聞く。

ミルズは苦い顔をするが話し始める。かつて母親とウェイクフィールドはシアトルで付き合っていたらしい。若気の至りだとミルズは言った。そして母はウェイクフィールドから酷い目に合わされ、逃げるために島へ来たが、ウェイクフィールドは追って来た。ヤツが最初に島に来た時に、母を連れ去ろうとした。ミルズは部下であったハーキンを使って、2度と島に来ないようにウェイクフィールドに痛い目に合わさせてやったという。しかしハーキンはウェイクフィールドに報復されて負傷した。ミルズは母を守りたい一心で、ウェイクフィールドの起訴内容を暴行罪ではなく、重罪の保安官殺害未遂としたのだという。そしてコネを使って長い懲役にしたというのだ。

アビーは、そうであれば話して欲しかった、と言った。ミルズは、アビーの母さんの思い出を汚すより、自分を恨んでいた方が良かったと考えた、と言う。


一方、マルコムがカバンを落とした付近で作業員が庭木の手入れをしている。マルコムは極力怪しまれないように作業員に言い訳をしてカバンを取らせてもらう。そして部屋に持ち帰り、リュックに金を詰め替える。それを持って部屋を出ようとしたとき、サリーとダニーが部屋に来る。パーティの時に持ち出して騒いでいた、サリーのダッチワイフを隠しているだろう、と言うのだ。持っていないと言い張るマルコムだが、サリーはそのリュックが怪しいと言って、取り上げて中を見てしまう。金を見て言葉を失うサリーとダニー。

ブースの件の状況を説明するマルコム。サリーは隠していたことを責める。言い訳をするマルコムをダニーは殴る。保安官がきたら全てを話すというダニーに、マルコムは涙ながらに頷く。


ホテル帰ってきたトリッシュの元に、姉のシェイがやって来る。トリッシュはヘンリーとの結婚はやめることに決めたと言う。ヘンリーを見るたびに事件や父のことを思い出すのは嫌だと。

トリッシュとシェイが話している間、別室で待っていたマディソンの居る部屋の外で、何者かがマディソンの様子をうかがっており、マディソンに気付かせるようにドアの隙間から手紙を差し入れる。マディソンは手紙を手に取り、中身を読む。


マルコムは焼却炉に来て、問題の金を火にくべる。その時、後ろから突然襲われて、抵抗する間もなく殺されてしまう。


アビーとトリッシュが話をしている。アビーはウェイクフィールドの事件で、自分の傷を深めたのは自分自身だったと気付いた、と話した。自分から愛する人を遠ざけて、傷口を広げていたと。そしてトリッシュに自分と同じ間違いをしないで欲しいと言う。ヘンリーとあなたは結ばれるべきだと。アビーは自宅で見つけた昔の写真をトリッシュに手渡す。そこには子供の頃のヘンリーとトリッシュが写っていた。

アビーはジミーの所へも行く。7年前の事件のとき、ジミーに救われていたことを今日思い出したからだ。ジミーに話すと、ジミーはアビーに気付いていたという。恩着せがましく言いたくなかったので黙っていたのだと。


マディソンは、手紙に書かれている部屋へと歩いていた。パパ?と行って部屋に入ると、急にドアが閉じた。


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